先生方のおすすめの本 紹介(第8回)
青柳小学校では、先生方がお昼の放送で図書室のおすすめの本を紹介しています。
第8回は、いつも青小っ子をやさしく支援してくれる芳家先生です。
「では、芳家先生お願いします。」
皆さん、こんにちは、今日は芳家先生のおすすめの物語を紹介します。
その前に、皆さんはどうして蜘蛛が糸を作り出すのか知っていますか?
それは蜘蛛の正体は実は織物が上手な女性で、神様の怒りを買った結果、姿を醜く変えられてしまったからです。
今、えっ?と思った人、正解です。
これは今回おすすめする物語の一つです。
今よりも昔々、まだ科学がちっとも発展していなかった頃、昔の人はまだわからなかった大自然の法則や、人間に訪れる予想もできない出来事について、こうじゃないかな、ああじゃないかなと考え、想像してみました。それらをまとめたものが今回おすすめする「神話」と呼ばれる物語です。今では宗教ではなくなった神話はただの読み物としてもとても面白いものになっています。
人は自分たちを見守ってくれるものが欲しかったので、いろいろなものを神様にしてお話を作りました。
人は自分たちだけでは寂しかったので、自然や闇の中に妖精や小人を作り、お話にしました。
人は自分たちだってすごいんだと誇りたかったので、英雄の話を作りました。
どれもとても不思議に満ちていて、面白い話ばかりです。
現代の人なら鼻で笑う、もしくはびっくりするような想像力で編まれた物語たちは世界中に広まり、信仰されなくなって何千年とたった後でも、愛され続けています。愛されすぎてアニメ、漫画、ゲームなどで神話由来の名前がたくさん使われています。そういったものと結びつけながら読んでみるのも楽しみ方の一つだと思います。
神話には北欧神話、ケルト神話、日本神話などその地域によって様々な神話があり、どれもとても面白いです。ちなみに図書室にはギリシャ神話の本があります。夜空の星座にまつわるお話はギリシャ神話でよむことができます。興味があれば借りてみてください。
「芳家先生、ありがとうございました!」
みなさん、ぜひ、図書室でたくさんの本に出会ってください。
図書室の本は、みんなが来るのを笑顔でまっています!!