避難訓練「たった一つしかない命を守る!」
今日は、全校で避難訓練を行いました。
<地震後に火災発生!>
地震発生後、ガス台付近から出火し火事が発生したという想定です。102年前に起きた関東大震災では、地震が発生した時がちょうど食事の準備の時間帯でした。あちこちで調理中の火か燃え移り、東京中を巻き込むような大きな火事が発生してしまいました。実に約10万5千人の人が亡くなりました。関東大震災では、地震そのものの被害に加えて、その後に起こった火災で多くの方が亡くなられました。なんと亡くなった方の9割以上の方が火事が原因で亡くなったそうです。
火事で亡くなられた方は、火に直接触れてしまったことが原因かと言えば、それだけではないそうです。実際には、煙を吸ってしまい亡くなられた方もたくさんいます。しかも、目に見える煙だけではなく、目に見えないガスや熱くなった空気が原因の場合でもあるそうです。地震や火事は本当に怖いです。そこで、皆さんには、もしものときに守ってほしいことを2つ伝えます。
1つ目は、「お・か・し・も・ち」です。
何度も聞いたことがあるかもしれませんが、とても大切なキーワードです。
お・・・おさない
か・・・かけない
し・・・しゃべらない
も・・・もどらない
ち・・・ちかづかない
この5点をやると、避難にかかる時間が少なくなります。みんなの命を守ることにつながります。避難の時、ハンカチがあれば、口に当てて避難することも大切です。
2つ目は、自分の命は自分で守るということです。もしもの時に、自分で自分の命を全力で守ってくだい。他の人も同じように大変ですから、あなた方を守る時間も余裕もないかもしれません。普段から自分の命を自分で守れる人であってください。もしものときは、今日の訓練を思い出して自分の命を守ってください。
今日の避難訓練では、子供たちは、放送を聴きすばやく机の下に避難することができました。その後の火災訓練でも先生の指示を聴き、安全に校庭に避難することができました。避難訓練の後は、教室で担任の先生と振り返りを行いました。さあ、自分で自分の命を守るためにどんなことに気をつけるかな?
また、6年生が水消火器を使った消火訓練も行いました。もしもの時に備えて、本日の訓練が生かせるようにしていきましょう。
<災害は、いつ発生するかわらない!>
災害は、いつ発生するかわかりません。食事の時、寝ている時、お風呂に入っている時、遊びに子供だけで出かけている時、トイレに入っている時…。どんな危険があって、どう退避すればよいでしょうか。避難の仕方、命の守り方等について、ぜひ、お家でも話す機会としてください。
青柳小、一歩前へ!
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