やるべき時にやるべきことをやれる人に!(全校朝会)

今日は、全校朝会の日です。

今回のお話は、「やるべき時にやるべきことをやれる人に!」というお話でした。

さあ、みんなで、やるべき時にやるべきことのできる人になろう!

 

<校長先生のお話>

今回も校長先生は「学校教育目標」の「なかよく かしこく たくましく」に関係のあるお話をします。今回は特に「かしこく」に関係のある話です。では、始めます。

 

皆さん、この昔話は知っていますか?イソップ物語の「ありときりぎりす」です。1年生の皆さんも、聞いたことがありますか。どんなお話だったかな。では、読んでみます。

  

ありさんは、やるべき時に、しっかりと食べ物を集めて、食べ物がない季節も生活することができていました。一方、きりぎりすさんは、どうだったでしょうか。やるべき時にやるべきことをやらずに、遊んでばかりいました。結果として、その後、食べものもなく、自分で生活をすることができなくなってしまいました。この昔話は、虫たちの生活を通して、私たちに「やるべき時にやるべきことをしましょう。」と教えてくれています。

 

では、ちょっと、「ありときりぎりす」のお話を わたしたちの小学校での生活に置き換えて考えてみましょう。「しょうがっこうのありときりぎりす」です。聴いてください。

  

 
皆さん、小学校の「ありときりぎりす」のお話、いかがでしたか。みなさん、やるべき時にやるべきことができていますか。小学生のうちは頭が柔らかくて暗記も簡単にできます。だから、一生使っていく、漢字や九九や計算を覚えていく時です。大人になると、もう暗記は、今みたいにできなくなります。大人になってから九九や計算を覚えるのは難しいのです。校長先生は、もう漢字やたくさんの言葉を覚えることもできません。でも、小学校の時に覚えたことは忘れていませんので、九九や漢字はしっかりと使えます。都道府県の名前や位置も分かります。お仕事でも使えています。

  

ゲームや動画を見ることも楽しいですが、今、やるべきことをやらずにいると、大人になってみんなができることが、できなくなってしまいます。ゲームのやり過ぎや動画の見過ぎで、勉強をやらなかったり、寝不足で学校に来たりしていては、大切な学習が身につかないままになってしまいます。未来の自分がかわいそうです。ぜひ、小学生で学習することをしっかりと身につけて、大人になっても使えるようにしてくださいね。

  

今日は、イソップ物語の「ありときりぎりす」のお話をしました。皆さんには、ありさんと同じように、「やるべき時にやるべきことのできる青小っ子」になってもらいたいと思います。自分の生活を振り返る機会にしてみてくださいね。 

これで今月の校長先生のお話は終わりです。