全校朝会「なかよし集会」人権について考える!

本日の全校朝会は「なかよし集会」です。

11月は青柳小学校の「なかよし月間」です。

今回の全校朝会では、

「人権の言葉の意味」

「人権を守るために、やってはいけないこと」

「人権を守るために、やるべきこと」

について、お話しました。

さあ、普段の生活を振り返ってみて、青小っ子の皆さんどうだったかな?

 

全校朝会のあと、子供たちは、「くわのみカード」に自分の考えを書いていきます。

どんな感想を持ちましたか?

 

 

 

子供たちの人権意識を高められるよう学校全体で様々な取組を行っていきます。11月1日(火)の学校公開では、秋祭りや、命の授業、戦争のお話、eネット安心講座など各学年で人権に関する取組を行います。保護者の皆様にも、ぜひ御参加いただき、一緒に学び、考える機会として頂ければ幸いです。月間中には「なかよし集会」や「なかよし宣言」の追加掲示、お昼の人権作文放送なども行います。先月の全校朝会でお話したSDGsのなかでも「誰一人取り残さない社会」を目指すとされています。さあ、みんなで、みんなを大切にできる社会をつくっていきましょう!

 

<全校朝会の話>

11月は、青柳小の「ながよし月間」です。学校教育目標の「なかよく」と関係するお話をします。お話は全部で3つです。1つ目は、「人権」という言葉の意味、2つ目は、人権を守るために「やってはいけないこと」、3つ目は、人権を守るために「やるべきこと」です。

1つ目の「人権」という言葉の意味です。皆さんは「人権」っていう言葉を聞いたことがあると思います。人権標語や人権ポスター、人権作文などの「人権」です。では、「人権」とは何ですか? 「人権」とは、私たちだれでもみんな、ひとりの人間として、命が守られ、社会のルールの中で、明るく楽しく生活をおくる権利です。あなたも、友達も、お家の人も、先生も、だれもが生まれたときからずっともっている大切な権利です。

例えば、私たちの周りには「いじめ」という問題があります。もし「いじめ」を受けたら、どんな気持ちでしょうか。悲しくて辛い生活になってしまいます。心や体を傷つけ辛い気持ちにさせる「いじめ」は、人の権利を傷つける大きな問題です。一人ひとりが、おもいやりとやさしい心を大切にして「いじめ」のない、楽しい毎日を過ごしましょう。

2つ目は、人権を守るために「やってはいけないこと」です。

例えば、友達とお話しているときに、「ねえねえ、Aちゃん、この前、BくんとCちゃんが、Aちゃんの悪口を言ってたよ。」という話をしてませんか? これは、Aちゃんのことを思っていっているようで、実はAちゃんを苦しめる話ですね。そして、BちゃんとCちゃんも嫌な思いをする話です。もし、あなたがBちゃんとCちゃんが、Aちゃんの悪口を言っているのを聞いた時には、その場で、「そういうのは言わない方がいいよ。」「いないところで悪口を言うのは良くないよ。」って教えてあげてください。または、先生に伝えてください。もし、あなたが注意もせず先生にも言わずに、Aちゃんに伝えるとしたら、それは実はとても卑怯はやり方です。自分のためにも絶対にやめましょう。では、なぜ自分のために、やってはいけないかわかりますか? わかった人もいるようですね。そうです。これをやると、あなた自身が、BちゃんにもCちゃんにも、そして、Aちゃんにも嫌われ、そして誰からも信用されなくなってしまうからです。

次です。正しいことだからと言って、威張ったり強い言葉を相手にぶつけたりしていませんか? いくら正しいことだとしても、友達や弱い立場の子が怖がったり泣いてしまったり、悲しい気持ちになったとしたら、全然正しいことをしているとはいえません。むしろ、相手の人権を傷つける悪いことをしていることになります。ほかほか言葉をつかい、やさしく教えてあげたり、一緒にやってあげたりできる人になりましょう。これは、相手の人権を守るだけでなく、あなた自身の人権を守ることにもつながるはずです。

3つ目は、人権を守るために「やるべきこと」です。それは、「相手を許す」ということです。毎日一緒に過ごしていると、ケンカをしてしまうこともあるでしょう。そのときに、きちんと仲直りできていますか? もしかしたら、仲直りするのが難しくて、うまく仲直りできていない人がいるかもしれません。では、どうして仲直りができないのでしょうか? それは、「悪いのは相手の方だ」とお互い思っているからです。自分は悪くない、相手が悪い、だから謝るのは相手の方だ、自分が謝るのはおかしい。こんなふうにお互い考えているからです。そう考えると、仲直りするコツはなんだと思いますか? そうですね。「自分から謝ることだ」と気づきますね。でも、自分が悪くないのに自分から謝るって、皆さんどうですか? 皆さんできますか? ちょっと嫌ですか? 自分にいいことが一つもないように感じるかもしれませんね。

でも、先に謝った皆さんには、いいことがたくさんあります。例えば、相手の人を許すと、ケンカをして心がモヤモヤしていたのがスッキリ、きれいサッパリ晴れやかに楽になります。いつまでも意地をはってモヤモヤしているよりも、よっぽど楽しく過ごせます。自分から謝るには、相手を「許してあげる」ことが必要になります。実は自分が悪くないと思ったとしても、相手の人を許せる人は、周りから見ていてもとても素敵な人に見えます。友達もたくさんできますよ。

皆さんのなかに、友達とケンカをしたり、仲が悪くなったり、嫌なことを言われて気分が悪くなったままの人はいませんか? そのまま気分が悪いままになっているより、思い切って相手を許してあげてみてはどうでしょうか。そうするとあなた自身の気分も楽になって、楽しいことに時間が使えるようになりますよ。自分の人権を守るためにも、勇気を出して、ぜひチャレンジしてみてください。

今日のお話の内容は3つでした。「人権の意味」、「やってはいけないこと」、そして「やるべきこと」です。

11月は、さらにみんなが仲良くなるためにはどうしたらよいのかを考える月にしたいと思います。

さあ、今日もみんなで、「青柳小、一歩前へ!」

思いやりをもって、もっと仲良くなりましょう。