まさかの発見! 野生種「くわご(くわこ)」登場!!

発見!まさかの野生種「くわご(くわこ)」登場!!

金屋飼育所の指導者の方に「かいこちゃん」たちの様子を確認いただいていると、指導者の先生が、かいこちゃんたちに交じって、「くわご(くわご)」といわれる原種、または原種に近い野生の「かいこ」がいるのを見つけてくれました!

保護者、地域の方に御提供いただいた桑か、職員がもってきた桑にいたと思われます。

「くわご(くわこ)」は青柳小のかいこちゃんたちに比べると、寸胴で全体に茶褐色です。

調べてみると、桑の葉を食し、葉を丸めた中に黄色みの強い小ぶりな繭をつくるとのこと。

品種改良をされて飼育用となった「かいこ」と異なり、成虫も色は黒っぽく、飛べるそうです。

 

<そういえば・・・>

 ブログ担当者も子供のころに、家で養蚕を営んでいましたが、手伝いをしていると祖父に、

「これは「くわご」だから、別にしときな。」

と何度となくいわれたことを思い出しました。(もう、しばらく忘れていましたが、祖父との思い出が蘇りました!)

今回の発見で、青柳小学校の周辺の自然がまだまだ豊なんだと実感しました!いくつかいたので飼育したいとも思ったのですが、「これも『SDGs』なのでは。」ということになり、そっと野生にもどしてやりました。

 

<青柳小のかいこちゃんの品種は?>

「くわご(くわこ)」の発見で、青柳小学校の「かいこちゃん」のことも気になったので飼育所の先生に尋ねてみました。

一口に「かいこ」といってもいろいろと品種があるようで、金屋飼育所の先生にうかがったところ、青柳小学校の「かいこちゃん」の品種は「春麗鍾月」とのことです。

先日、報道されました新聞記事によると、皇后さまが飼育している「かいこ」は、日本伝統の「小石丸」という品種とのことです。

まだまだ、たくさんの品種があり、それぞれ飼育に適した季節や生糸の用途等によって分けられているとのことです。まだまだ奥が深い「かいこちゃんたち」です。

是非、御家庭でも調べてみてください!