全校朝会 「青柳小の歴史・伝統・地域の方々の思い」

本日は、全校朝会がありました。今回のお話は、いよいよ来年度150周年を迎える青柳小の「歴史・伝統・地域の方々の思い」についてです。

 

ーーーーー以下内容-----

 校長先生は、学校教育目標の「なかよく かしこく たくましく」に関係のある話をしていますが今回のお話は、特に「なかよく」に関係があるお話です。

 さて、先週の土曜日には運動会がありましたね。みんなで切磋琢磨して頑張った運動会でした。楽しいことも、うれしかったことも、そして、ちょっぴり悔しかったことも、同じ学年の仲間、そして全校の仲間がいたからこそ、できた経験ですね。こういったすばらしい経験や思い出は、当たり前ですが、青柳小学校があったからこそできたものです。普段はあるのが当然に思うこの青柳小学校ですが、地域の方々や多くの卒業生たちによって支えられ、守られてきたからこそ、今、みんなの学校としてここにあります。今日はこの青柳小学校の歴史や伝統についてお話しします。

 

 始めに、青柳小学校の歴史について話します。では、この数字を見てください。150ですね。この数字は何を表していると思いますか。実は、青柳小学校の年齢です。来年度で青柳小学校は150周年を迎えます。150歳になるということですね。かなりの歴史と伝統がある学校です。150年前というと、時代劇のようなちょんまげ頭をした江戸時代が終わって何年か後です。皆さんのひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんも生まれていません。ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんのおじいちゃんやおばあちゃんの頃の話です。青柳小学校は、元々は、明治7年に新里の光明寺にできた新里小学校から始まります。その後、池田の泉徳寺にも池田小学校ができました。そして、約120年前にこの二つの学校を合わさり、今の青柳小学校の場所に新しい学校が作られました。できたときには今の校舎と違って木でできた校舎でした。日本が戦争をしていた時代には、青柳小学校は飛行機に爆撃されています。そのため校舎も大きく壊れてしまったという記録も残っています。それでも、地域の方みんなで協力して学校を直し守り続けてきました。その頃は、日本は食べ物が足らず、協力して校庭をサツマイモ畑にして頑張って生き抜いてきたそうです。

 

 次に、青柳小学校の校章とマークの話をします。青柳小学校のマークはこれです。桑の葉と実を描いたものです。桑の葉はかいこのえさになる葉です。青柳は昔からほとんどの家でかいこを育てて繭を作っていました。青柳のかいこの育て方は素晴らしく全国でも有名だったそうです。当時の青柳村には全国からかいこの育て方を習うために多くの人々が集まってきたそうです。青柳にとって、かいこを育てることは誇りです。そして、桑はかいこを育てるために大切な木だったので学校のマークになったそうです。昔は、かいこで忙しい時期には、小学生は「かいこ休み」というお休みをとってお家でかいこを育てる手伝いをしていたそうです。皆さんは今でも4年生の学習でかいこを育てて、青柳の伝統を守っていますね。

 

 三つ目に、校舎と校歌の話をします。皆さんが勉強している校舎は今から46年前にできました。皆さんの家族にも青柳小学校を卒業した人がたくさんいるのではないでしょうか。中にはおじいちゃん、おばあちゃんもこの校舎で勉強したのではないでしょうか。この校舎には、卒業した一人一人の思い出が詰まっています。そして、みんなが運動会で元気よく歌った校歌も新しい校舎ができたことを記念してできた校歌です。45年間もの間、歌い続けられているたくさん方々の思い出のつまった大切な校歌なのです。

 

 最後に、地域の方の思いです。今年の運動会には地域の方もたくさん来てくれましたね。地域の方々も皆さんと同じように運動会にも全力で取り組み仲間とたくさんの思い出を作ってきました。そして、皆さんにもたくさんの素敵な思い出を作ってもらいたいと毎日のように学校に協力してくれています。読み聞かせもそうです。登下校ボランティアもそうです。草かりもそうです。地域の方々みんなが青柳小学校の伝統を、そして、今の青柳小学校を守ってくれています。多くの方々の思い出のつまった青柳小学校、その150周年を記念して、今月の26日には、記念式典とコンサートも行う予定です。

 

 これで校長先生のお話は終わりです。今回は、青柳小学校の歴史や伝統、そして地域の方の思いについてお話ししました。皆さんの行動が青柳小学校のこれからの伝統になっていきます。皆さんは、地域の方の思いにどうやって応えていきたいと思いますか。これからどんな青柳小学校にしていきますか。早速、くわのみカードに書きましょう。今日のお話の内容を一段落目に、自分の考えや感じたことを二段落目に書きましょう。皆さんが頑張って書いた作文を校長先生も一生懸命読みます。期待しています。