<全校朝会>失敗した時こそ、どうするかが大事! さあ、一歩前!

失敗した時こそ、どうするかが大事! さあ、一歩前!

 

今日も校長先生からは、学校教育目標に関係のある話をします。

今回は「なかよく・かしこく・たくましく」の全てに関係があります。青小っ子の皆さんには失敗を恐れず何事にもチャレンジしてほしいと思っています。チャレンジすると失敗することもあるでしょう。また、生活の中で失敗したり間違ったりすることもあると思います。その時どうするのが良いかという「生き方」についてのお話です。

はじめに、孔子という今から2500年くらい前の中国の思想家の言葉を紹介します。孔子は世の中を良くしていくため、私たちはどう生きたら良いかを考えて、その教えを広めた人です。彼の考えや言葉をまとめた本に『論語』というものがあります。聞いたことがありますか? 校長先生も生き方の参考にしています。今日はその中から一つ紹介します。失敗したり間違ったりした時、どうするのが良いかのヒントになる言葉です。では紹介します。

孔子先生は言いました。『過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。』

どういうことかというと「失敗して、その失敗を改めないのが本当の失敗だ」という意味です。皆さん、これまで失敗したり、間違ったりしたことはあると思います。校長先生も先生方もお家の人も、みんな、あるはずです。誰でも過ちをゼロにすることはできません。失敗したり間違ったりした時に、そのままにしておいてはいけないのだと言っています。勉強でもテストで間違ったものをそのままにしておいては成長できませんね。友達とのケンカもそのままにしていてはいけません。運動もできないからとあきらめていては成長できませんね。失敗した時ほど、素直になって直していくことがとても大事ですね。失敗や過ちを素直に直していくことで人は成長していきます。

次に、皆さんの生活を振り返ってみましょう。お家の人や先生方に、注意されたり間違いを直すように言われたりした時にどうしていますか? 素直に直すことはできていますか? 素直に間違いを直していける人は成長できます。逆に、「だって…」「だってさあ…」と言い訳をしている人はいませんか? 言い訳して一番損しているのは自分自身です。言い訳して逃げていては何もできない人になってしまいます。「だって…」「だってさあ…」は皆さんの成長の邪魔をする言葉です。できるだけ使わない方が良いですね。青小っ子の皆さんには、失敗をそのままにせず、素直に直せる人になってほしいと思っています。

 

 

 

 

 

では、お話のまとめです。今日は、論語という本から「失敗して、その失敗を改めないのが本当の失敗だ」とお話をしました。そして、皆さんが生活のなかで素直に失敗したことを直せているか考えてもらいました。校長先生は、4月から青小っ子の皆さんに毎日一歩ずつでも前へ進んでほしいと思い、「青柳小、一歩前へ」という言葉を使っています。皆さんが、一歩前に進める人になるにはどうしたら良いでしょうか。今日のお話と関係がありそうですね。

 

それでは、「くわのみカード」にお話の内容と自分の考えを書いてください。今日は、「くわのみカード」のどこかで「一歩前へ」という言葉を入れて書いてほしいなと思います。