さあ、目と耳と心で聴こう!(全校朝会)

今朝は、全校朝会がありました。

今回の校長先生のお話は、「聴く」についてです。

「聴く」には、目と耳と心の字が入っています。

「目で聴く」「耳で聴く」「心で聴く」

この「3つの聴く」で、話し手の話を聴こうというお話でした。

そしてもう一つ、「聴く」という字には「口」という字が含まれていないというお話もありました。

ですから、人が話しているときに口をはさんではいけないとのことです。

さあ、青小っ子みんなで「3つの聴く」ができるようにしましょう!

  

 

 

今日も、青柳小、一歩前へ!

 

<全校朝会の話>
校長先生は、今回も学校教育目標の「なかよく かしこく たくましく」に関係のある話をします。今回のお話は「かしこく」に関係があるお話です。1年生も漢字の勉強が始まりました。今日は、少し漢字の話もしますね。難しい字も出てきますが、頑張って聴いてください。


 ではクイズです。「耳」と「目」と「心」を足して(+)できる漢字はなんでしょう? ちょっと考えてみてください。中学校で習う漢字なので少し難しいですか。はい、正解は「聴く」です。「聞く」という漢字もありますが、それは「物音が聞こえる」「話し声が聞こえる」のように、音や声などが自然に耳に入ってくる時に使います。こちらの「聴く」は、「話をしっかりと聴く」という時に使います。聴き逃さないように注意深く聴くことを表しています。皆さんには、先生方の話はもちろん、他の人の話を聴く時に、この漢字の「聴く」を使ってほしいです。なぜなら、この「聴く」には話を聴く時に大切な3つの漢字が使われているからです。それは、「目で聴く」、「耳で聴く」、「心で聴く」の3つです。では、その3つについて、お話しましょう。

 

1つ目は、「目で聴く」です。話す人に目を向けて、その人の表情や身振り・手ぶりもよく見ましょう。話す人は声だけでなく、表情や体全てで伝えようとしています。その思いをしっかり受け取ることが大切でです。

 

2つ目は、「耳で聴く」です。言いたいことはどんなことか言葉の一つ一つを耳を澄まして聴きましょう。大きい声も聴こうとしなければ耳に入りません。小さい声もあなたが耳を澄ませれば聴くことができます。

 

3つ目は、「心で聴く」です。話す人に心を寄せて聴くことが大切です。話す人を応援する気持ちで、言葉の奥にある伝えたい思いを聴きましょう。そして、自分はどう思うか心を動かしながら聴くことです。先生や他の人の話を聴く時や話合いをするには、話す人と聴く人の両方の努力が必要です。集中して聴いていると、聴く人の思いが伝わって話す人も話しやすくなります。頷きながら他の人の話が聴ける人は、素敵な人です。

 

最後にもう一つ、大事なことを言います。この「聴く」という字には「口」という字は入っていません。だから、話を聴くときには、「口」をはさんではいけないのです。口をはさまず、最後までしっかりとお話を聴ける人になってください。


まとめです。今回は、「3つの聴く」、「目で聴く」、「耳で聴く」、「心で聴く」の話をしました。そして、お話を聴いているときに「口」をはさんではいけない。というお話をしました。皆さん、この「3つの聴く」で、校長先生のお話が聴けましたか。

 

それでは、くわのみカードを書きましょう。今日のお話の内容を一段落目に、自分の考えや感じたことを二段落目に書きましょう。皆さんが一生懸命に聴いて書いた作文を校長先生も一生懸命読みます。