全校朝会

6月9日(金)全校朝会「なかよく」

「ふたりのももたろう」という本を知っていますか?

その本は通常の読み方をすると有名なももたろうの話ですが、マジックテープをはがして反対側から読むと・・・

川から流れてきた桃は実は2つあったというところからお話がスタートします。1つはおばあさんが拾っていきます。もう1つの桃は誰にも拾われずに海まで流れていきます。海まで流れた桃は、なんと鬼の住むニジヶ島という島に流れ着きます。その桃からも赤ちゃんが生まれました。鬼たちはその赤ちゃんに「ももたろう」と名付けて大切に育てました。もう一人のももたろうです。ニジヶ島で育ったももたろうには「まわりの鬼たちとは違って自分には角がない」ということに悩んでいました。その悩みを鬼たちに打ち明けると「角がなくてもいいじゃないか。そのちょんまげとても素敵だよ」と言ってくれました。鬼たちは自分たちと違っていてもその人を認め、さらにその人の良さも見つけてくれます。鬼たちがみんなに良さを認めてくれるので、ニジヶ島はみんな仲良しです。

と、お話はここで終わりではありません。おばあさんが拾った桃から生まれたもう一人のももたろうが、犬と猿と雉を連れて鬼ヶ島の鬼退治を終えて、このニジヶ島にも鬼退治にやってきます。ここで初めて「ふたりのももたろう」が出会うことになります。この本はこのページで終わりです。

このあと「ふたりのももたろう」はどうしたらいいとおもいますか?

お互いに相手の立場に立って考えることができるといいです。

クラスをまわっていたら、「話合いをすればいい」「けんかになっちゃう」など子供たちがつぶやいていました。

「相手の立場に立って考える」ことは、自分本位にならず、相手の話を最後までしっかり聞き、相手の考えを肯定しながら、自分の考えをもつということだと思いますが、子供たちにとって簡単なことでしょうか、難しいことでしょうか。でも、できるようになると自分もみんなも幸せになれますね。

 

くわのみカードに書いた子供たちの感想が楽しみです。

青柳小、一歩前へ!